古代ローマ人とサッカー競技
ローマ人がグレートブリテン島でしていたのは、肉体訓練と軍事訓練とを目的としたフットボール・・・
フィレンツェのカルチョの源流であったハルパストゥムであっだと思われます。
ハルパストゥムでは、相対する2つのチームのあいだに引かれたセンターラインのところにボールが投げ込まれ、ボールを獲得したプレーヤーは、相手チームの背後に引かれたライン(現在のサッカーやラグビーのゴールラインに相当する)の向こうにボールをもっていこうとします。
「ハルパストゥム」には「つかむ」「奪う」といった意味があることからも分かるように・・・
この競技では、ボールを蹴るよりも、相手からボールを奪おうとして激しくぶつかり合いながら、奪ったボールを抱えて運んでいくことのほうが多かったようです。
この説によれば、ローマ人がグレートブリテン島から撤退した後も、彼らが行なっていたハルパストゥムは残り、それがイングランドにおけるフットボールのルーツになったというのです。
そして、彼らは今で言うサッカーユニフォームのようなものを身に着けていたそうなのです。
残念ながら、これに関しては史料や証拠がなにも残っていないために、事実であったかどうか確認することはできません。
・・・この説とは別に、おもしろい言い伝えがイングランド西部の町チェスターに残されています。
チェスターの町の人びとは大昔からフットボールが大好きだったのですが、彼らが最初にフットボールをしたときに使ったボールはデーン人(ヴァイキング)の頭だった、という言い伝えです。