眠りは省エネ
生活とは、生き残るための絶え間ない奮闘であります。
一面では、殺されるのを避ける努力であります。
他面では、規則的に活動して、じゅうぶんな食料を集め、体組織に栄養を与えて修復を計り、なおかつ生存のための他の活動に要するエネルギーを供給することであります。
したがって、食物と水とは最も重要な資源なので、不必要な活動に浪費してはなりません。
きわめて明自なことですが、ベッドでの睡眠はエネルギーを消耗させるような激しい活動を抑制して、エネルギーの浪費を減らしています。
その実現のため、動物は活動を誘発させるような刺激に気づかなくなります。
眠っているネコは蝶を追いかけませんが、それは追いかけるべき蝶がいるなんて知らないからです。
さらに、睡眠本能のおかげで、動物は寒さや湿気から守られている暖かい寝場所を選ぶことができます。
睡眠姿勢もまた、慎重に吟味されており不必要な熱の発散を防ぎます。
寒いほど身体をしっかりと丸めて眠るのです。