「知られること」の認識論 4

社会学の分野においては、自我を「知るものとしての自我」と「知られるものとしての自我」とに区分して「他者に知られることの意味」についても一定の考察を行なったウィリアム・ジェームズの考秀を引き継いで、G・H・ミードが、これを他者の役割期待という観点から詳細に展開していることは周知のとおりです。


それはしかし、「知られることの意味」をそれ自体として問題にしているというよりも、すでに他者に知られていることを前提にして、その上で、集団においていかに適切円滑な人間関係を保持し、かつそれをいかに自我の形成に結びつけるかいう文脈で行なわれている議論です。


これに対してここでは、「他者に知られていることの意味」それ自体を人間の社会的存在条件の問題として考察しようとしています。


このように問題の限定をしたとしても、哲学者の問題意識の在り方なり、課題設定の仕方なりを商品経済の発達度に関連づけて捉えようとするアプローチに対しては、哲学サイドから異論や反発が出るところかと思われます。


そこでその点について一言ふれておきます。

まず第一に、今日の人間状況に従来とは違った大きな変化がみられるとすれば、その変化理由をどのように説明するか。


ここでは資本制商品経済の発展を第一の変化理由と考える立場に立っています。

「知られること」の認識論 3

へーゲルにあってはなおのこと、個としての人間が主体として生きていました。


「他者に知られることの意味」がやむにやまれず考察されざるをえないという切羽詰まった人間状況にはなく、主たる関心は、相変わらず、もっぱら対象を知ることに向けられます。


そこにあるのは基本的にヒト-モノ関係の図式です。


『精神現象学』における自己意識同士の出会い、つまりはヒト-ヒト関係の取り扱いにしても、知る-知られるという次元でヒト-ヒト関係の意味が探られるということはなく、いきなり支配か隷従かを決する闘争に突入してしまいます。


勝てば主、負ければ奴となるわけですから、そこにあるのは事実上ヒト-モノ関係です。


つまり、ヒト-ヒト関係論は、着手されたとたんにヒト-モノ関係論にスリ替わってしまうのです。


とはいえ、へーゲルにこのような観点から注文をつけるのは筋違いかもしれません。


のみならず、哲学一般に対してさえ筋違いかもしれません。


というのも哲学は、そもそも「知ること」とはどういうことか、「在ること」とはどういうことかという根源的な次元で問題を立てるのに対し、人間の社会的存在条件を間つというときには、そついう根源的次元のことどもはいったん括弧に入れてしまいます。


もっと日常的な次元で「知られることの意味」を問題にしているにすぎないからです。

「知られること」の認識論 2

哲学者なのだから存在論レベルの問題に取り組むのは当然だという言い方もできるかもしれません。


しかし、あえていえば存在論レベルの問題設定がなされているところに時代の制約があるのです。


商品経済の発達度からいえば、へーゲルの時代はジェームズ・ステユアート段階ないしはせいぜいアダム・スミス段階にあり、今日の発達度に比すれば月とスッポンほども開きがあります。


したがって「資本の文明開化作用」も比較的微少であったでしょう。


マルクスになると、資本主義の最先進国イギリスで生活するようになったせいもあって、さすがに商品の社会的存在条件については、ほかのだれよりも本格的で鋭い考察を行なうにいたります。


しかしマルクスにあってさえ、商品経済論を手がかりにして人間の社会的存在条件に論を進めるというところまでは行っていません。


マルクスの時代にはまだ「個人」が生きていたのであり、だからこそまた、「個人」の存立を危うくする「搾取」や「疎外」を批判することにも大きな意義があったのです。


しかし今日では、ヒトは、「搾取」や「疎外」が声高に叫ばれねばならぬほど立派な存在ではなくなっています。


「搾取」論や「疎外」論がもはや第一義的なインパクトをもちえなくなっている深い理由はそこにあるのです。

「知られること」の認識論

商品は、本質的に社会的な存在性格をもつべきもので、何はともあれ他人に知られることなしには商品として失格です。


商品経済の満面開花状況は商品の存在論について考える恰好の地盤を与え、ひいては今日の人間状況を考え直す手がかりを与えてくれます。


歴史汎通的なことがらが特殊歴史的な事象を媒介にして捉え返されるわけです。


哲学の世界では古来「知ること」や「在ること」、ないし両者の関連については、認識論とか存在論とかの名のもとに種々論ぜられてきました。


「他者に知られること」が主題的に論ぜられたということは寡聞にして知りません。


知の対象も対象の側からいえば知られることなしには存在しない、というたぐいの論議はいくらでもありますが、それはしかし存在論レベルの問題であって、人間の社会的存在条件を問うというもっと具体的な世界の話とは異質です。


知ることと在ることとの密接な結びつきを本格的に考察した哲学者として、手近なところではすぐさまへーゲルの名が思い浮かびますが、しかしそこでも主題はやはり「知ること」にあり、「知られることの意味」については十分な考察が及んでいるとはいえません。

知られることを欲すること

今日では、人間存在が吹けば飛ぶような、軽くてもろい存在と化しているために、なおのことおのれの存在に神経過敏になるのです。


そういう社会の気風が、「ありがとうの心掛け」といったキャンペーンを生むことにもなります。


格別お世話にならなくても、「ありがとう」。


園児・児童の「ありがとう」は、おとなから強制されたもので、全く形骸化していますが、その根底には、おとなの世界の現実、すなわち「ありがとう」の一言が、「あなたの存在を無視していませんよ」というシグナルになるという現実があります。


ちなみに、「知られ」願望があれば「知らせ」願望、というよりももっと強く「知らせ」意志といったものもあります。


これは「おのれの存在を無視されて怒る」というのと同根のものですが、もっと積極的に「おのれの存在を押しつける」という形をとります。


そうなると、まさに権力の問題です。


「女の時代」に入って、女性にもこの手合いがふえてきました。


「おのれの存在が知られるのを待つ」という受動的な存在証明のかたちと、「おのれの存在を無理やり知らせる」という能動的な存在証明のかたちと。


両者相補的に今日的な問題複合をなしています。

ミネラル不足を解消して細胞イキイキ!その2

筋肉の収縮は、筋肉細胞の中にマグネシウムが入ることで緊張感が高まって起こります。

カルシウムの働きを調整してくれるのがマグネシウムですから、これが不足すると細胞内にカルシウムが流れ込みすぎて、筋肉の収縮がうまくいかず、骨粗霧症のほか、動脈硬化、こむら返り、高血圧、心臓疾患、結石、生理痛などを引き起こすことにもなりかねません。

また、なんとなく身体がだるい、冷える、朝が弱い、無気力などの症状がある場合は、鉄分が不足していることも考えられます。

鉄分は赤血球中のヘモグロビン構成の成分としての酸素を運搬してくれ、筋肉中では、ミオグロビンの成分として血液中の酸素を筋肉に取り入れる役目を果たしてくれます。

各細胞では酵素と共同作業で、酸素の働きを活性化しエネルギー産生を助けてくれます。

亜鉛も、酵素の活性化に関与する重要なミネラル成分です。

DNAの複製にも関与しているので、不足すると乾燥肌や抜け毛、爪の変形なども起こり、美容の最大の敵となります。

このほかに、銅、マンガン、カリウム、セレンなどのミネラル成分も重要(別表参考)で、これらのミネラルをバランスよく摂取することが、キレイになりながら健康になれるコツらしいなのです。

ミネラル不足を解消して細胞イキイキ!その1

昔は食品の中に自然に含まれていたのに、最近の食生活で不足してきた栄養素があります。

それはビタミン、ミネラル、酵素です。

なかでも、現代人のミネラル不足は深刻です。

断食を成功させるためにもミネラルの補給は大切なことで、とくにマグネシウムは必要不可欠です。

ほかのいかなる体内ミネラルよりも、酵素を活性化する働きがあります。

ビタミンCと同様に細胞内でカルシウム血漿を取り除いてくれるので、細胞本来の働きを取り戻してくれます。

マグネシウムはカルシウムの吸収のためにも必要で、マグネシウムが十分にないとカルシウムが組織にたまってしまい、本来、カルシウムを必要とする血液が骨に行かなくなります。

それが原因で関節炎になったり骨粗霧症になってしまうこともあります。

断食をする前に・・・

食欲は本能のひとつ。

その本能に逆らって断食をするわけですから、身体にもさまざまな反応が出てきます。

断食は、ダイエット効果だけでなく、病気を治すなどさまざまな効果がありますが、すべての人に向いているとは言えません。

ですから、最初の断食はなるべく専門施設や病院で、きちっとした検査を受けてから行うほうが安全なのですが、自宅でトライしてみようかなと思っている人は、まず、朝食や昼食など一食だけ食事を抜いてみて、身体の反応を見てください。

激しい空腹感や、身体が重い感じがする、イライラが出るくらいの症状なら大丈夫です。

イライラくらいの症状なら大丈夫ですが、たった一食抜いただけで不整脈が出てきたり、動悸が激しくなったり、胃腸が痛くなったり、もたれたり、脱力感が強くなるようなら要注意です。

こういう人は必ず医師の診察を受けてからスタートしなくてはいけません。

また、これは当然のことですが、病院に通っている人や薬を常用している人、やせ過ぎの人は断食を行える体調ではありません。

身体に不調を感じている人ほど、断食で出る反応が強いものです。

次のような身体の悩みを抱えている人は医師に必ず相談してくださいね。

断食「あなたにぴったりの方法」とは?・・・3

食事を完全に抜くということは、体内のいろいろなホルモンのバランスに影響を与えます。

つまり影響力が大きいのです。

そのぶん、成功した場合の効果は絶大なのですが、まったくの初心者は、メニューを考え食事の量を減らすなどの食事療法を取り入れた半断食をお勧めします。

普通、専門施設で行う本格的な断食は、最低でも二泊三日からで、平均的に六泊七日の一週間のコースで実施することが多いようです。

また、自宅で行える食事療法の一つである「半断食」や、週末を利用して完全に一日だけ食事を抜くという「週末断食」などがあり、それぞれその方法も違うようです。

断食「あなたにぴったりの方法」とは?・・・2

健康な人でも、いきなり一週間の断食(なかなかできないと思いますが)に挑戦しようものなら、食べられない反動で拒食症や過食症を招く結果になりかねません。

ですから、最初は専門家の指示を仰いで行うことが大切です。

断食は一度コツをつかんでしまえば、あとは難しくはありません。

そのコツを的確に把握するためにも、なるべく専門家の力を借りましょう。

しかし、もっと安くて手軽にできる方法はないの、という人には、週末などを利用した短期間の断食や、完全に食事を抜かない半断食などをお勧めします。

とにかく、決して最初から無理は禁物です!

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